いつかあの空へ…
TWの片隅で不定期に更新予定。ある獅子の記録…。
[163] [162] [161] [160] [159] [158] [157] [156] [155] [154] [153]
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
恩人
アクスヘイムで迷惑をかけ続けたが
……もう、言葉を交わせる場はないだろう。
……もう、言葉を交わせる場はないだろう。
投獄されてる間、時折話し相手になッてくれていた城塞騎士
あの男ならば、生き残ッただろうと思いつつも、あの姿をさがす
あの男が勤めていた詰所……牢獄も、例の斧が消えてから、廃墟と化して
犯罪者が逃げたり、潰されていたり、悲惨なもんだッた
しかし、あの男の影はない
「……おいそこいくにーちャんよ、ここら辺に詰所あッただろ」
瓦礫の撤去等で忙しいだろう男に、不躾ながら声をかけてみたものの
返事はなく、首を振るばかり
彼は此処に来たくてきたわけじャない、労働者の一人だッたのかも知れない
行くあてもなく、詰所の周囲をぐるりと巡ッてみると
見覚えのあるヒシャゲタ兜を見つけた
相当に凹んで、所々に血痕が見える
「そうか……アンタは…」
あの男は、人殺しが大層嫌いだッたから
斧の異変に慌てて他の騎士たちを、犯罪者を逃がしたのだろう
エンドブレイカーではないものの、勇敢に戦ッて……
「……あんた、立派だよ。俺なんかより、ずッとな」
どこかに、あの男が持ッていた武器があるかも知れない
それを探し出すまでは、少々、大変そうな現実が目の前にあッた
あの男が果たして死んだのか
俺に分かることはほぼ無いが、重症を負ッた事は確かだろう
生きていれば、復興に尽力したいところだが…
元犯罪者の俺に、出来ることは…再犯を食い止める事
それくらいが、限界だろう
PR
この記事にコメントする
← あかいはな HOME それでもそれは、みえるから →
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
プロフィール
HN:
ゼルガ
性別:
男性
趣味:
読書
自己紹介:
弓を愛する、白い獅子。
帽子を愛する、白い狼。
同居人、黒い犬。
白の住人は、気まぐれ無口
…喋るときは良く喋るケド。
唯一共通するのは
両耳の一対の紅いカフス。
黒の住人は、気まぐれ遊び
戯れに、そして、戯れに。
狼姫荒哉(銀雨)
狼姫兎斗(サイファ)
帽子を愛する、白い狼。
同居人、黒い犬。
白の住人は、気まぐれ無口
…喋るときは良く喋るケド。
唯一共通するのは
両耳の一対の紅いカフス。
黒の住人は、気まぐれ遊び
戯れに、そして、戯れに。
狼姫荒哉(銀雨)
狼姫兎斗(サイファ)
カウンター
忍者アド
アクセス解析
忍者アナライズ
フリーエリア
最新CM
[11/07 「強欲」の怪盗]
[10/06 ゼルガ]
[10/04 クニークルス]
[07/03 ライ]
[07/02 クジャ]