いつかあの空へ…
TWの片隅で不定期に更新予定。ある獅子の記録…。
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白い猫、黒い猫
「どーいッた心境の変化なんだ?」
…あの場所の猫の世話は、大概俺がしているから。
「ホントに、それだけかよ」
どちらも、揃えたかったんだ。この言葉に、嘘はない。
そう…前々から、ずっと、前から。
…あの場所の猫の世話は、大概俺がしているから。
「ホントに、それだけかよ」
どちらも、揃えたかったんだ。この言葉に、嘘はない。
そう…前々から、ずっと、前から。
「…んで、真意は?」
黒いアイツは、そう急かす。
答えはいつだって、ひとつだ。
たいせつなひとと、もう少しだけ―…落ち着いた表情で会いたい。
「……ふゥん、お前もそれなりに人間味があッたのな」
同居人は多少、含みのある言葉で俺を見ていた。
「お前の表情は昔より明るいが…それで終わりなのかとおもッてたぜ」
「人間、一人であるかぎり変わる事はたかが知れてるしよォ」
…変わるさ、お前も”昔”より大分変わった。
「そうかァ?俺は…”オレ”だけどなァ…」
俺も、”おれ”だ。
「へへ、そういうことにしといてやるよ」
※ ※ ※ ※ ※
交わす言葉に端があるならば…
暗き対を歩いた灰(黒)は、どこかで拗ねて居るのかもしれない。
明るき静寂を座していた白は、”幸福”を見たから。
――そのかわり
座する白より、情に歩く灰は…多くの”友”を知る。
そういう、意味では。
座する白が、歩く灰が、互いに対抗するのも仕方がなかったのかもしれない。
白は過去より…”友”に憧れを抱いていたから。
過去の消失により、灰は”幸福”を欲していたから。
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プロフィール
HN:
ゼルガ
性別:
男性
趣味:
読書
自己紹介:
弓を愛する、白い獅子。
帽子を愛する、白い狼。
同居人、黒い犬。
白の住人は、気まぐれ無口
…喋るときは良く喋るケド。
唯一共通するのは
両耳の一対の紅いカフス。
黒の住人は、気まぐれ遊び
戯れに、そして、戯れに。
狼姫荒哉(銀雨)
狼姫兎斗(サイファ)
帽子を愛する、白い狼。
同居人、黒い犬。
白の住人は、気まぐれ無口
…喋るときは良く喋るケド。
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