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いつかあの空へ…

TWの片隅で不定期に更新予定。ある獅子の記録…。

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いつかどこかで

おれは、いつから「きみ」をしっていて
……「きみ」は、いつのおれから、しっている?

「…また、会ったな」
「そのようね。ふふ、久しぶり」

ふと、気がつくと、妙に大人びている『きみ』と出会う。
街角で、酒場で。
散歩中に、戦争終了時に。

「元気そうで、なによりだ」
「それはゼルガも、でしょう?」

ひとこと、ふたこと。
『きみ』と交わす言葉はいつもそれだけ。
でも、それでもいいと、思ってた。





ーーーーーーーーー

俺は『君』をいつから、知ってた?
いや、『君』はいつから俺を、知ってた?

はじめに出逢ったのは、いつだっただろう。
……いくら考えてみても、答えは出ない。
『答え』は、『君』の記憶に、眠り続けているらしいから。

俺の違和感は、『本の記憶』。
『君』は、この『本』の中に登場する人物に、似ている気がする。
『獅子』の友人の『少年』に、よく、似ている。
…もし、それを『君』に問いかけたら…『君』は何というのだろう。

笑って、俺の頭を撫でてくるかも知れない。
もしくは『秘密』、と悪戯する子供のように誤魔化すだろうな。

『君』がそういう行動に出るのを、俺は、知っている気がする。
何故だろう、不思議と、いやではない。
ただ……何度考えても、『何故』知っているのか、それだけはわからない。





「あたしは、知っているもの。『あなたを』」
「『あなた』の『本』を、あたしは信じるわ。だって、あたしは『知っている』んだもの」

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プロフィール

HN:
ゼルガ
性別:
男性
趣味:
読書
自己紹介:
弓を愛する、白い獅子。
帽子を愛する、白い狼。
同居人、黒い犬。


白の住人は、気まぐれ無口
…喋るときは良く喋るケド。
唯一共通するのは
両耳の一対の紅いカフス。

黒の住人は、気まぐれ遊び
戯れに、そして、戯れに。


狼姫荒哉(銀雨)
狼姫兎斗(サイファ)

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