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いつかあの空へ…

TWの片隅で不定期に更新予定。ある獅子の記録…。

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rit.~リタルダンド~

鏡の中の俺が、無口で、聞き手で、喋ることのないはずの『俺』が
『……応えは、お前の中にあるはずだろうに』 と応えた
…本当は俺とて、知っていた
ただ、気づかないふりをしていた、のかも知れぬ…



戦いの日の前夜…もはや深夜というべき時間
急な仕事が俺の戦いを妨害した
……駆け抜けることは、叶わないと知って、せめて、せめて…



俺の言葉が、届くようにと…
情報局宛に、メッセージを添えたんだ


白詰草の花冠が似合う、黒い綺麗な人へ…。
まずは御武運を、と。無茶をせずとも、いいんだから、な?


そう、綴って…仕事へ行った
きっと、言葉が、届くと信じて…




……戻ってきたときには、全てが終わっていた
俺の武具が、何をすることもなく白さを保っていたのが…
少々目立ちすぎるほどで、心持ち、申し訳ない気持ちになった

朝早くに、相棒が強引に押し切って戦場を駆け抜け…
そして酷い怪我をして戻ってきた時には…
誰よりも、気になって、気になって仕方がなかったが……
…どうやら、誰も俺の知り合いは強さで押し切っていたようで
誰1人として欠けてなんていなかった…だから、少しだけ、安心した


…眠るに眠れず、心が騒ぐ
齧られ帽子の上に、白詰草の花冠を乗せて
なんとか落ち着こうと試みたが…
戦場が気になって仕方がなかった

「……どんな戦いをしていたか、この目で…」
理由なんて、どうでも良かったのだと思う
気が付けば、戦場とされた場所に俺は立っていた
斬撃、打撃…粉々になった、煉瓦…
見れば見るほど、戦いの爪跡が沢山ある

夜目が読書の影響で少し効くからといって
こんな深夜に戦場跡地に立つ俺は、さぞや不思議な人物に見えたことだろう





…だが、俺は参戦できなかった空しさとは別に
この場所に、居たかった
……誰かに、誰かに、逢えるような、気がしたから…
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ゼルガが妨害した

ゼルガが妨害したの?
  • BlogPetの緋翔
  • URL
  • 2010/08/11(Wed)15:24:26
  • 編集

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プロフィール

HN:
ゼルガ
性別:
男性
趣味:
読書
自己紹介:
弓を愛する、白い獅子。
帽子を愛する、白い狼。
同居人、黒い犬。


白の住人は、気まぐれ無口
…喋るときは良く喋るケド。
唯一共通するのは
両耳の一対の紅いカフス。

黒の住人は、気まぐれ遊び
戯れに、そして、戯れに。


狼姫荒哉(銀雨)
狼姫兎斗(サイファ)

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