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いつかあの空へ…

TWの片隅で不定期に更新予定。ある獅子の記録…。

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放つ心

(TW1・白獅子)

無限に重ねる月日の中で、俺の心はどこへ行ったのだろう
…失った友を追いかけた、というわけではないようだが…

時の流れを見続ける者へと
自分の在りようを変えたのは覚えている



失ったのは体でもなく、意志でもなく、心だ


相棒と共に、えんでぃんぐとやらを壊してやった
俺の出来うる、全てを用いて。
何万年と時を重ねても、戦いの記憶はどうやら抜けることはないらしい。

今を生きる、魂の絆を結びし者に全てを伝えたかったな
…慌しく、そして、唐突に分かれてしまった。
もう、2度と会うことはないだろうに。
でも俺は後悔していない。
俺が、そこにいた確かな事柄として、俺のナインテイルがそこで彼らを見守っているから。


恐れはない、悔いもない。
確かな存在として、俺との繋がりがそこにあったから。
…紅いカフスが、何よりも絆を感じさせた。


俺の心は、魂の回廊から別の回廊へと迷い込んでしまった
例えるならば、時の回廊。
どこもかしこも、時の流れが可笑しい。
ぶつかり合い、押し合い、そして消えていく。

召喚獣を別の時間軸へ置いてきてしまったことで、回廊が荒れている。
俺は自分の意志で、戻ることもままならないのだろう。
……だが、この空間に残されたのは俺だけではない。
…長年の相棒、あの蒼紫狐も一緒なのだから。


たとえ、永久に懐かしき故郷の空を見れずとも。
俺の存在はここにある。
一度消えた、死んだ、とされるこの身だ。
……俺は、ここにいるんだ。
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プロフィール

HN:
ゼルガ
性別:
男性
趣味:
読書
自己紹介:
弓を愛する、白い獅子。
帽子を愛する、白い狼。
同居人、黒い犬。


白の住人は、気まぐれ無口
…喋るときは良く喋るケド。
唯一共通するのは
両耳の一対の紅いカフス。

黒の住人は、気まぐれ遊び
戯れに、そして、戯れに。


狼姫荒哉(銀雨)
狼姫兎斗(サイファ)

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