いつかあの空へ…
TWの片隅で不定期に更新予定。ある獅子の記録…。
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流星ドライブ・Z
『星に願いを』
……その言葉を見かけた日から、遠くて、遠くて、どこまでも遠い空を。
不意に見上げては、手を伸ばす。
きっと、君は今日も……
……その言葉を見かけた日から、遠くて、遠くて、どこまでも遠い空を。
不意に見上げては、手を伸ばす。
きっと、君は今日も……
……やはり、居た。
「今日はそこで、何を見る?」
暗がりの荒野、その後ろ姿を見て、知り合いである事を確認済み。
金に靡くその髪を、どうしたら見間違えたり出来るだろう。
「ん、ながれぼし」
空を、空を、見上げるその緑の瞳が無邪気な色を、見せた気がした。
気がした、だけかも知れない。
ディノ・誓夜と共に”金髪”を見つけて、近くに腰を落ち着けて。
その瞳が見ている闇を、ただ、ただ、何も言わず、見上げる。
”金髪”は、よく見れば手元で火を、護っては空を見上げていた。
何かをしてきた帰り、もしくは、一人になりたかったのかも知れない。
「……ここは」
「ん?」
「ほしが、きれいにみえる」
問い掛けたかった言葉とは裏腹に、闇に映える星の感想をポツリと零していた。
星も、闇も、確かに綺麗に見えている。
ただ、しかし……
「そういえば、贈り物を、届けに来たんだった」
会話を引き継ぐでもなく、少し大きめの袋から、ごそごそ、と。
とあるものを取り出して。
”金髪”が何かを言う前に、頭へそれを乗せる。
そう、言葉を待たずに。誓夜に乗り、ただ、一言。
「……そのままでは、風邪を引く」
金色、緑目の雌獅子とも金狼とも一見では分からない帽子を”金髪”に被せて。
どこへ行くでもなく、零れおちそうな星を見上げつつ、荒野を去った。
”金髪”は俺に何を言うだろう。
……俺の死角で。”金髪”の死角で。
幾つもの奇跡が、闇から溢れ落ちた。
※※※※※※
”金髪”は名前が入ります、愛称、入ります。
ちゃんと許可貰ってるのに、何故かぼかしています。
チキンハートさん故の、アレです。(´∀`*)←
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プロフィール
HN:
ゼルガ
性別:
男性
趣味:
読書
自己紹介:
弓を愛する、白い獅子。
帽子を愛する、白い狼。
同居人、黒い犬。
白の住人は、気まぐれ無口
…喋るときは良く喋るケド。
唯一共通するのは
両耳の一対の紅いカフス。
黒の住人は、気まぐれ遊び
戯れに、そして、戯れに。
狼姫荒哉(銀雨)
狼姫兎斗(サイファ)
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