喧騒と静寂

あいつが出かけていくのを見た。
…これで、しばらくは、俺一人。

クレイジー

……結論として、無茶は、した。
躊躇も、した。
でも、意地を、張った。

ポツリ、ポツリ

風が吹く。
雨が、壁に叩きつけられている、そんな激しい音も、聞こえた。

遺跡と冒険

(本をぱたりと閉じて、少量の髪をつまむ)
…やはり、伸びたようだな

此処まで伸ばす日が来るとは俺も思っていなかったが…
…そうだよな、アクスヘイムを発ってから
一度も髪を切った覚えがないし、当然といえば、当然か

影を穿つもの

今日もまた、分厚い本の１ページを緩と捲る
真夏の太陽は、相変わらず眩しいが
夜になって見える星空が綺麗なので、大人しく我慢している


……まぁ、日陰に移り
日陰で本を読めば良いだけの話なのだが……
もう少ししたら、遺跡島の冒険があると聞いているから
…声が掛かるまで、当日までは自室で本を読んでいても
特に問題はないだろう

……水着の準備は、一応しておいたし
この日差しが途切れたら………新しい本でも、探しに行きたい気がする