いつかあの空へ…
TWの片隅で不定期に更新予定。ある獅子の記録…。
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花びらのワルツ
さすらう風に何を思うか。
…俺には分からん。
ただ……俺が照れ屋になり始めたのは、俺(背後)の心境の変化もあるのだろう。風がやたらと強く、狼が近くに潜んでいることに気づかないなんてな…。
……。
「…普通は、春だなぁって思うんじゃないかなぁ、少なくても俺はそう思うよ」
(ぷいっと顔を背け)見ろ、俺は疲れをためているようだ。
そらの近いこの丘に、狼はいない。
…幻覚を見た上に幻聴まで聞いたようだな。
「…なんだよぉ。無駄に憂鬱そうだから様子を聞きに来たのに。
これでも学生は忙しいんだけどなぁ?」
(深く溜め息をついて…)…俺のこれは、年下のお前から見てそう思えるのか。
だが…俺には何も分からん。
「…獅子さん、隠れ照れ屋さんなんだよね。………助言として貰っておく。
だったら。もう少しだけ、素直になったほうが…楽になるんじゃない?」
『優しさとは何か』と不覚にも悩んでしまった俺に、狼はそう語りかけ、見失った。
……雨風に濡れて湿った鬣が、俺の眠りの深さを物語っていた。
あの狼に会ったのは、果たして『ユメ』だったのだろうか。
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プロフィール
帽子を愛する、白い狼。
同居人、黒い犬。
白の住人は、気まぐれ無口
…喋るときは良く喋るケド。
唯一共通するのは
両耳の一対の紅いカフス。
黒の住人は、気まぐれ遊び
戯れに、そして、戯れに。
狼姫荒哉(銀雨)
狼姫兎斗(サイファ)
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