白の古文書

…ん？

こんなところにも、片付けそびれた本があったか。
この本にタイトルは……ない、のか？

(パラパラと本をめくり)本、というよりは………
…歴史書、といった方が正しいようだな。
著者名は………



………俺？

おもかげ

…知らぬことを知るために
俺はあいつと、出会わなければならない


………いや、そんなのは嘘だ


はじめから、うっすらと知っていた
…そう、俺はこれを渡そうと思っていたのだから…

か が み

さて、俺の周りはどうしてこうも……
年上の人が多いんだろう

…いや、気にしたらダメな事だな
それに…気にしたら、負けな気がする……
年齢とか、気にしたらキリが無い…



…まったく
何を不安に思ってるのか知らないが…
気にし始めたら終わらない俺だ
…俺の不安を論文にでも、纏めてみようか

真実

誕生日か…

俺の記憶が正しければ、俺が自分の真実を直向きに隠し始めた日でもあったハズだな。
…なぁに、(数年後ということで)酒を口にする日もある。

「口が滑る」という言葉もよく聞くが…
例え、俺がうっかり喋ってしまったとしても、仕方がない…

今からするのは…ただの酔っ払いの独り言だ。
…本気にするなよ…？

…落ち着け。

立ち止まる日もあるだろうが…
どことなく、落ち着かない日もあるかも知れない。



作文を、小論文に変えてしまったソルレオンだからな…(！
少々理屈っぽい部分があるかも知れん。



今に始まった事ではないが…
称号の読みを『フラグハンター』に変えようとした俺(背後)は何を考えているんだろう。



…フラグが立ち捲くる世の中だ。
何があっても…俺は微笑み返すことだろう…